淡水パールとアコヤパールの違い
本店の瓦吹です( ・`ω・´)キリッ
ご来店いただいたお客様からご質問がありました。
「淡水パールは安いのが多いのに、なんでアコヤのパールは高いの?」
淡水パールのネックレスとアコヤパールのネックレス、どちらを買えばいいのかを考え中だそうです。
淡水パールとアコヤの違いは、まず取れる貝の違いからあります。
淡水パールはイケチョウガイという貝からとれます。
こちらは琵琶湖などの湖や川などに生息していて、淡水のパールが作られます。
一方、アコヤのパールはその名の通り、アコヤガイという貝からとれ、こちらは海に生息しています。
イケチョウガイとアコヤガイ、住んでいる水が違うのも特徴ですが、
価格という面でみると、その大きな違いはパールのとれる量があります。
イケチョウガイは一つの貝から20~30珠のパールがとれ、大体半年から一年でとりだせます。
しかしアコヤガイは一つの貝から1珠のパールしかできず、商品として使えるものは一年から三年ほどかかります。
さらにアコヤガイからパールをとりだすとその貝はもう使えなくなるのに対し、
イケチョウガイは一つの貝で二、三回パールを作ることができるのも大きな違いです。
そういうコストの面、産出量の違いからどうしてもアコヤの方が淡水パールよりも高価になりがちなので、
価格の違いが出てきてしまうということです(´・ω・`)
淡水パールの取れる貝はそのほかにもカラスガイやヒレイケチョウガイなどがあります。
二つのパールの使い方
淡水パールはアコヤパールに比べると安価で、手に入りやすくなっています。
またパールの色合いはホワイトやオレンジ、ピンク色などがとれ、形も丸いものや楕円形、雫型などがとれるのでカジュアルで使いやすいパールです。
アコヤパールは他のパールに比べると比較的、丸い形のものが取れるのが特徴で、
冠婚葬祭などフォーマルな場面で使われています。
淡水パールはカジュアルになってしまうということで、弔事の際に着けるのはマナー違反とされていますが、
アコヤのパールよりも色々な身につけ方ができて、毎日のオシャレという意味では使いやすいのではないでしょうか。
淡水パールもアコヤパールもそれぞれ特徴と身につけ方が異なりますが、
それをふまえて身につけるのを楽しめるとステキだと思いますヽ(*´∇`)ノ